桜井直人

ん〜ダメだな。納得行かないものは納得行かないわ。俺にとって本人の意思なんて関係ないっすもん。そんだけサクはヴェルディに必要ってこと。返して・・・今すぐサクを返してくれ・・・
99年に浦和レッズから移籍してきた彼はほとんど無名に近い存在だったにもかかわらず、移籍してきてすぐにスタメンの座をつかむ。そしてすぐにゴールを決める。彼の名前が認知されるのに時間はかからなかった。特に前を向いてプレーさせたら何をするのかワクワクさせてくれた。相手DFはペナルティーエリアでよく彼を倒した。それをヤシケンが決める。これがヴェルディの得点パターンでもあった。そして99年のセカンドステージの対広島戦は俺が桜井のことを大好きになる試合となる。俺はせっかく新幹線で広島まで来たにもかかわらず、ヴェルディのゴール裏にはほとんど誰もいない。とりあえず応援をリードするグループの人が1人もいなかったと思われる。太鼓すらないのだから。2日後に国立でラモス瑠偉引退試合があるとはいえ悲しい実情だった。これがヴェルディ川崎だった。試合のほうも前半20分で2点のビハインド。正直負けた・・・と思った。しかしその雰囲気を変えてくれたのが桜井直人だった。サクドリでPKを獲得してくれるやら決勝点をアシストしてくれるやら彼のスピードに惚れこんだ。凄い。彼は日本代表になる。そう確信した。実際、この試合の数日後の新聞では桜井、日本代表候補への文字が載る。結局このときは選ばれることはなかったが彼のドリブルセンスは日本人には珍しかった。やはり遠くの地まで応援しに行って活躍してくれると好きになる。翌年から彼は16番を背負い、俺もその番号を付けさせてもらう。99年や2000年のチームも昨年のメンバー同様に好きなチームだった。李総監督のサっカーはつまらないと言われたが俺は桜井というドリブラーのおかげもあり、熱中した。その後も彼はヴェルディの中心選手として活躍する。怪我があり当時のキレが薄れかかったものの今シーズンも一樹についで得点を取っている。チビやサクのようにスピードでやわらかく仕掛ける選手がいなくなったのは寂しい限りだ。シャイな彼だが練習中に玉乃を殴るという熱い男でもある。
言いたくはないが大宮でも頑張ってくれ・・・やはりこの時期は辛いですよ・・・
しかし何度でも言わせてくれ。やはり信じなれない・・・オフィシャルのサクの画像見ても信じられない・・・嘘なんだろうと。久々に聴いたB-DASHの「炎」という曲が凄く響く。「僕らの中で輝いている いつまでも消えない炎」。
ありがとう。サク。