対初芝橋本@高円宮杯

今シーズン何回目の西が丘になるのだろう。十条駅から歩くのも慣れた。


高校サッカーに関しては無知もいいところで今日も勝ちを確信していた。
何事においても油断は大敵だ。というか無知は罪だ。
まあもちろん選手にはそんな気持ちはなかっただろうが。


試合はほぼ互角のペースで始まった。だがヴェルディはシュートまで持ち込めなかった。そこはトップに似たところなのかもしれない。
しかし次第にヴェルディのペースに持ち込む。
後半になり河野・征矢を投入し、惜しいチャンスもあった。
彼らが控えにいるあたりもヴェルディユースが驚異であることの証である。
だけど先制したのが初芝橋本
ワンチャンスをモノにされた。あのシュートは上手い。敵ながらアッパレだ。


しかしそう簡単に諦めるヴェルディユースではなかった。
試合終了間際にオサマのヘディングが決まった…
こんな形で追いつくなんて今のトップチームにはないし、物凄く興奮した。
そしてそのまま延長で試合をモノに出来ると思った。


しかし延長では得点を奪えず、PK。
ヴェルディは3人とも失敗。対する初芝橋本は3人とも成功で試合が決まった。


負けたとはいえヴェルディユースの頑張りには心から拍手を送りたい。
彼らはトップチームにはない勝ちへの執念が見られた。


第二試合の滝川第二サンフレッチェユースを見るためにメインスタンドに移動する際に通路でヴェルディユース選手のご父兄に「応援ありがとうございました。」と寂しそうな声で言われ、泣きそうになった。
俺なんか西が丘での試合しか行けなかったし、何もしてあげられなかった。だからそんな言葉を貰うと恥ずかしい気持ちになる。しかもむしろありがとうと言いたいにはこっちだった。良い試合を何試合も見せて貰った。


ありがとう。