2日経っても

実は怒りが収まらない。もちろん神戸戦の負けについてだ。
湘南に負けた時だって、ウルサンに負けた時だって、柏に負けた時だって、仙台に負けた時だって悔しすぎたよ。でも実は録画のビデオは2日以内には見ていた。
それは愛着の持てない選手達の誰が失点に絡んだのか?とか誰が良くないだとか犯人探しの意味もある。我ながら最低の行為だ。
でも神戸戦についてはそんな行為すら出来ない。
見る間でもないのは言うまでもない。失点がどうこうとはわからない。ただ選手に戦意がなかったのは明白だし、ビデオを見ることで怒りに再点火したら土曜日まで体力が持たない。


この他にも理由はある。
それはやはり神戸サポにしてやられた感があるからだ。
奴らは俺らを馬鹿にした弾幕を作り、コールをして煽っていた。
自分が愛するチームを貶されているのだから誰もが向こうのゴール裏に乗り込んでやりたかっただろう。殺してやりたかったよ。過激でも何でもなく、純粋にそう思った。
でも俺らは自分のチームに声援を送りつづけることだけで冷静に努めたよ。
暴力からは何も生まれないし、相手の喧嘩を買ってもヴェルディが勝つわけじゃない。
根本的に俺らはヴェルディを愛しているから神戸に来たわけであって、喧嘩しに来ている訳じゃない。挑発に乗るんだったら応援しよう。


でもそうは思っても悔しいよね。
実際、気にしないって無理だし。
だからチームが勝って馬鹿にし返したかったよ。
しかし、それも適わなかった。


俺は試合前から抱えたストレスを未だに解消できないでいるよ。
こんなもんまで東京に持って帰って来たくはなかった。
この気持ちは東京ダービーとの敗戦に近い感覚ではある。