アズーリ優勝!!

ワールドカップドイツ大会が遂に終わりを迎えた。たった1ヶ月のようでとてつもなく長い1ヶ月だった。
生で1試合も見ていないのでこんな書き方おかしいのかもしれない。
それでもこの1ヶ月間で起こったことは、ただのサッカーファンとしても大きな出来事だった。


最後の試合で最大の出来事はやはりジダンの退場劇。
相手がマテラッツィであったことで今はジダンが多少非難される存在になったとしても翌々はマテラッツィが非難の的となるかもしれない。ユーヴェファンの俺にとってもマテラッツィは過去にも様々な愚行を行ったことは承知済みであり嫌いだった。しかし応援するチームにマテラッツィがいるとどうだろう。彼のようなプレーヤーも悪くないと考え始めるのだ。今まではずる賢さの足りない日本のサッカーは国民性を示しており他国にとやかく言われたくは無いと考えていたが、その考えがただの強がりだったことに気付く。勝てばいいとは言わないが勝つためには手段は一つではない。また今回の出来事はモノの捉え方も必ずしも一つでないと気付かされる。ジダンが悪いとかマテラッツィが悪いとかそれだけが答えではない。マテラッツィが非難されてもジダンが非難されても当然だとは思わない。
また、ジダンがMVPということには驚かされた。彼は良いプレーをしたが最高のプレーではない。それは彼の過去のプレーと比べればすぐに分かる。この大会でのマンオブザマッチの適当な選定が象徴するMVPだったかもしれない。真のMVPはやはりカンナバーロではないだろうか。衰えが見られるとか不調が囁かれていたにも関わらずあのプレーだ。身長をもカバーするフィジカルと読みが彼の真骨頂。どこかの国も選手も見習って欲しいとは簡単には言えないレベルである。
最後に個人的にはデルピエロにもっと活躍して欲しかった。彼はもう終わった選手なのか。彼の良い時期のイメージしか頭に残らないので彼のプレーは残念で仕方がない。
時代の流れには寂しさを覚える。誰よりもそれを象徴している。


次は南アフリカです。俺がその大会をどこで目にしているか見当もつかないけど、どこで見たとしてもそれを楽しみたいと思います。緑はその頃、どこのディビジョンで勝負しているのかも分かりませんが次こそは緑の選手にW杯を味わってもらい、チームに何かを持ち帰ってきて欲しいです。